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電話でのお問い合わせはTEL.058-382-0223

〒504-0962 岐阜県各務原市那加吾妻町78


    お子さんの難聴について 


先天性難聴と機能性難聴について

自分のお子さんの耳が聞こえているかどうかは、親御さんにとって非常に気になるところです。副院長の私も自分の子が生まれた時には、耳の穴がちゃんと開いているか確認しました。

お子さんが生まれるとすぐに産科では、A-ABR(自動化聴性脳幹反応 脳波で聞こえているかどうかを判断する検査です。)を行います。難聴があるかどうかのスクリーニング検査です。その結果、難聴の可能性がある場合は、精密検査が必要です。

生まれつき聞こえの悪い場合を、先天性難聴と言います。先天性難聴は、極低出生体重児・重症仮死・顔面の奇形や聴覚障害を伴う先天性疾患・妊娠時の母親の風疹や梅毒などの感染や薬剤の影響などが原因と言われています。難聴がどの程度なのか、両側か片側なのかで、対応は変わってきます。もし、両側に高度の難聴を認めた場合は、ことばの発達のために生後6か月頃から補聴器を使用したほうが良いとされています。岐阜県では、岐阜市にみやこ園という聴覚障害児を支援する施設があり、0歳児から就学前までのお子さんに精密検査や療育を行っています。

みやこ園  

岐阜市都通2丁目23番地(岐阜市福祉健康センター3階)
TEL(058)252-0460

 

先天性難聴や中耳炎などの一時的な難聴とは異なり、小学生から高校生くらいの繊細なお年頃の女性に良くみられるのが、機能性難聴(別名 心因性難聴)です。なにかの精神的ストレスなどが原因で、実際は聞こえているのに聞こえていないように感じてしまいます。聞こえに関する部位(脳や耳など)に器質的な異常はありません。一般的に行う純音聴力検査では、患者さんに聞こえたらボタンを自分で押してもらいます(自覚的検査)。機能性難聴の場合、純音聴力検査では結果が悪く出るのですが、音を聞いてもらいつつ脳波を測定し、脳波の形・反応で他覚的に判断するABR(聴性脳幹反応)という検査では正常と出ます。

本人はうそをついているわけではありません。(なかには金銭目的などの詐聴もないわけではありませんが…)精神的ストレスを聴力検査の異常という形で訴えていると考えてあげてください。

治療は、ストレスの原因がはっきりしていれば、その原因を取り除くように気を付けてあげれば良いと思います。カウンセリングを行うこともありますが、あまり苦にさせずそっとしていると気づかぬうちに改善していることが良くあります。






                                 

横山耳鼻咽喉科  耳鼻咽喉科・アレルギー科
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