本文へスキップ

電話でのお問い合わせはTEL.058-382-0223

〒504-0962 岐阜県各務原市那加吾妻町78


  お子さんへの上手な薬の飲ませ方 



薬を飲ませるタイミングは?

子供の場合、ミルクや食事の直後だと満腹で薬を飲まなかったり、食べ物と一緒に吐いてしまうことがあります。そういう場合は、食前・授乳直前や授乳中に飲ませてみてはどうでしょうか。1日3回飲む薬の場合、朝・昼・夕と大体5〜6時間間隔で飲ませてください。

また、寝ていることが多いため、薬の時間だからと無理に起こさず、起きた時に飲ませてあげれば良いと思います。

もし薬を吐いてしまった場合、飲ませてから10分以内なら再度同じ量を飲ませて下さい。10分以上たっていれば薬は体に吸収されていますから飲ませないようにして下さい。

よくお母さん方から、「学校や幼稚園などでお昼に飲ませることが出来ないのでどうしたらよいか?」という質問をいただきます。抗生剤などは1日3回内服していた効果を発揮します。2回にしますと効果が下がってしまいます。そのため、朝・昼・晩で飲むところを、朝・午後帰宅して直ぐ・寝る前とずらしてみてはどうでしょうか。

 

薬の飲み合わせについて

ドライシロップや細粒は、イチゴやオレンジなど果物の味をつけて飲みやすくなっていますが、他の薬と一緒に飲むと、苦みが出る場合があります。       

当院でよくお出しする薬の中では、クラリシッド(細菌をやっつける薬)とムコダイン(痰をきる薬)を同時に飲むと苦みが出ます。この場合は別々に飲ませてください。それぞれの薬を飲ませる間に一度水など飲んでもらうとさらに苦みが出にくくなります。


飲ませ方の工夫

大きく話が理解できるようになったお子さんの場合は、薬を飲むことが病気を治すために必要であることを話してあげてください。そして出来る限りお水で飲ませましょう。

 

1.新生児期から乳児期(1歳未満)

@スプーン・スポイトの使用


哺乳瓶の乳首を使用するか、少量の水で溶いた薬をスポイトやスプーンで舌の奥のほうに入れて飲ませる。薬を粉ミルクに混ぜるとミルクの味が変わり、ミルクを飲まなくなることがあるので避けたほうがよいでしょう。

Aだんご状に練る

薬を少量の湯冷ましなどでだんご状に練って上あごやほっぺたの内側につけて、水や白湯を飲ませます。舌の上に置くと苦みを感じることがあります。

B服薬補助ゼリーの使用

生後7〜8か月で市販の補助ゼリーが使用できます。ゼリーと薬を混ぜるのではなく、ゼリーの上に薬をおき、さらにその上をゼリーで包むようにして使用して下さい。

 

2.幼児期(1〜5歳)

@スプーンの使用

あまり大きくないスプーンの上に薬をのせて、なるべく少量の水で溶いて飲ませ、その後すぐに水かジュースなどを飲ませて下さい。溶かしてから時間がたつと苦みが出てくることがあります。

A食べ物に混ぜる

アイスクリーム(チョコレート味はより薬の味を隠せます)・ココア・牛乳・ヨーグルト・ゼリー・ジュース・コンデスミルク・チョコレートやピーナッツクリームなどに加えると飲みやすくなります。

 

なお、はちみつに混ぜる場合、1歳未満のお子さんはボツリヌス症を発症する恐れがあるのでやめて下さい。

一部の薬はジュースや牛乳やスポーツ飲料に混ぜると苦みが出てしまいます。

当院でお出しする薬では、クラリシッドがヨーグルト・オレンジジュース・スポーツ飲料で苦みが出ます。気を付けて下さい。

Bオブラート・服薬補助ゼリーの使用

オブラートは、口の中の粘膜に貼り付いて飲みづらいため、外側を水で濡らし、とろみを出して飲ませると良いとされています。

 

最近当院では、少しでも子供さんが飲みやすいように、また御両親が子供さんに飲ませやすいように、一部の薬を体重に合わせて1回に飲む薬の量に調製したり、よく一緒に使う薬を一袋にまとめるなど工夫しております。


診察椅子での抱き方

こういう症状の場合は耳鼻咽喉科へ

まず、一人では診察椅子で座れない小さなお子さんを耳鼻咽喉科につれてみえる時の親御さんへのお願いです。

診察時には、妊娠されているお母さんを除いて、自分のお子さんを親御さんに診察椅子で抱いてもらい診察させていただきます。診察時にお子さんに動かれるととても危険です。お子さんをしっかりと抱いて固定することの出来る服装で来院ください。

 

診察時の子供の抱き方

診察時は、頭をしっかり固定する必要があります。親御さんは、下記の様にお子さんの体の固定をお願いします。

@ お子さんを正面(医師の方)に向けて親御さんのひざの上に乗せます。

A 両手でお子さんの両手を抑えつつ、お子さんの両肩からシートベルトの様に体を抑えてください。

B 両足で、お子さんの両足を挟んで固定してください。

頭は、看護師さんが抑えさせていただきます。

更に小さなお子さんの場合は、体を横向きにして抱きかかえていただく場合があります。

また、お子さんは、自分の症状などがうまく表現できません。なるべくお子さんの症状をくわしく、過去の大きな病気や薬の副作用やアレルギー・他院で処方されている薬の名前なども教えてください。

診察側もお子さんをリラックスさせようと頑張っているのですが、お子さんは診察椅子で緊張して、今から何をされるかで不安でいっぱいです。なるべく安心するように声を掛けていただき、ご協力ください。よろしくお願いします。



親御さんから「耳鼻咽喉科と小児科どちらにかかったら良いのかわからない?」との質問をよくいただきます。

急な発熱や咳が出た場合、鼻水が多ければ耳鼻咽喉科受診を勧めます。副鼻腔炎や中耳炎の可能性があります。

咳がひどい場合は、特に痰のからまないような咳(乾性咳)をしている様なら、気管支炎や肺炎・喘息の可能性もあるため小児科を受診してください。


                                  






項                 


横山耳鼻咽喉科  耳鼻咽喉科・アレルギー科
〒504-0962   岐阜県各務原市那加吾妻町78
  電話でのお問い合わせはTEL.058-382-0223
 診察時間午前08:30〜12:00 午後15:30〜18:30 土曜日8:30〜13:00
 日曜日と祝日は休診

                                

                                TOPサイトマップ